外来パスを作成・活用したい
概要
外来パスとは、患者に対して必要な診療行為や検査の計画を登録・管理する機能です。
特定の患者グループごとに、どの診療行為をどのような間隔で実施するかを設定し、計画を立てることができます。

患者詳細画面で個別の患者ごとに治療の計画・実績・次回予定が確認できる
外来パスで設定した実施事項の計画、実施事項の前回実施日とそこからの経過日数、 次回予定日が一覧化されています。
指定された期間を過ぎても未実施の内容がある場合は赤字で表示されるため、検査や処置の実施漏れを防ぐことが可能です。
この機能により、定期的な検査や診療が確実に行われるようサポートします。
当月検査予定患者の一覧化ができる
外来パスで設定した実施事項を今月行う予定の患者の一覧が表示できます。
この機能により今月どのくらいの検査数が予定されているかなど可視化できます。
手順
患者グループの作成
- 特定の診療行為や病名などで患者をまとめた「患者グループ」を作成します。例えば、高血圧症グループなどです。
外来パスの作成
①患者グループ作成画面の最下部に「外来パス設定」の項目があるので、該当の患者グループに必要な実施事項を選択しトグルボタンをクリックします。
②選んだ実施項目の実施の間隔を記入します。
例)1ヶ月に1回受診してほしい

一覧に外来パスがない場合は、矢印の「実施項目を追加する」をクリックして、実施項目を追加します。
「+実施事項を追加する」をクリックすると新規のパーツ作成の画面が立ち上がります。

①名前の入力ボックスに作りたいパーツの名前を入力します。
②「いずれか1つ完了したら」のグレーのボックのなかで条件を設定します。
③以下の4つの選択肢から条件に合うものを選びます。
- 問診票名
- ラベル
- 処方
- 診療行為
④選択した条件に対応して左の入力ボックスに選択肢が表示されますので該当するものを選択してください。
例えば「診療行為」を選択した場合は、左の入力ボックスで「診療行為としてレセプトに掲載している項目」が選べるようになります。
胃カメラの検査の外来バスを作りたい場合は以下のように設定します。
「診療行為」が「EF-胃・十二指腸」
キーワードを入力すると候補が表示されますのでその中から選択をしてください。

+実施項目を選択する をクリックすることで条件を複数設定することもできます。
不要な条件は、ゴミ箱をクリックすることで削除されます。

保存をクリックすると外来パスができあがります。

外来パスの設定がされている患者グループには表示名に(外)がつきます。
お気に入りの設定(★)をクリックすることで、患者一覧でも表示されるようになります。
外来パスの利用
患者単位での属性別実績管理
外来パスを設定した患者グループに属する患者は、患者詳細画面で個別に計画と実績を一覧化できます。
これを元に、検査や処置など計画的に沿って行うことができます。
指定した期間を超えても未実施の内容は赤字で表示され実施漏れを防ぎます。

当月検査予定患者の一覧化
患者一覧画面で当月に検査予定日が来る患者を絞り込み、一覧にまとめることができます。
(例)糖尿病患者で2024年8月に血液検査を予定している方一覧
以下の条件で一覧を出しています。
- 患者グループ:糖尿病
- 実施事項:血液検査
- 実施予定月:2024年8月

以下は条件部分を拡大した図です。

※検査周期は外来パスに登録された情報を基に、レセプトデータの前回の実績から計算されています。
月初にレセプトデータをアップロードした後、確認作業としてご利用ください。
よくある質問
フェーズ3の利用料金について
下記の通り初期費用と月額費用がかかります。フェーズ3へのプラン変更をご希望の場合はご連絡くださいませ。

関連記事
回答が見つかりませんでしたか?
サポートチーム kakarite-support@layered.inc までご連絡ください。